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星野 哲海
数字に表せない価値

こんにちは。星野です。
以前住んでいたアパートは、窓から富士山が見えるとても恵まれた場所でした。
ですが、1階ということもあり、目の前の駐車場を通る人目が気になって、
結局一日中レースのカーテンを閉めて過ごしていました。
「せっかくの景色があるのに、自分を隠して暮らす」
その閉塞感に小さなストレスを感じていました。
昨年建てた自邸では、「外」を感じられることを大事に考えました。
もちろん、ただ窓を大きくするだけではありません。目隠しフェンスを配置し、
外からの視線を遮りつつ、中からは視線がスッと抜けるように設計したのです。
今では日中カーテンを開け放ち、遠くに連なる山々をぼーっと眺める。
そんな時間が日常になりました。
断熱性能や耐震性、資産価値。もちろん、これらは欠かせない安心の土台です。
けれど、本当に豊かな暮らしとは、数値では表せない
「心が動く瞬間」の積み重ねではないでしょうか。
ふとした瞬間に「心地いいなあ」と感じる。
そんな感性に寄り添う家づくりの価値観を、これからも大切にしていきたいと思います。
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