お引渡しを終えて

家作りは、たくさんの選択と決断の連続です。
先日、私が担当させていただいたお施主様のお引渡し式がありました。初めてお会いしてから約2年、悩んで考えて決断を繰り返した先にある、特別な日です。
分からないなかで決断を繰り返すということ
家作りをスタートするとき、多くの人が何かしらの悩みを抱えています。
今回のお施主様も、お子様の転校のタイミングや、家を建てる時期、そしてどこに建てるかという土地の選択など、本当にたくさん悩まれていました。お施主様ごとにそれぞれ異なる背景があり、ドラマがあります。
家作りは、多くの方にとって初めての経験です。よく分からないことだらけの中で、大きなお金が動く決断をしていかなければなりません。スムーズに進むことばかりではなく、いくつものハードルを乗り越える必要があります。
私の役割は、そのたくさんの決断の場面で、お施主様が少しでも不安なく前に進めるようにサポートすることでもあります。
お引渡し式でいただく言葉に救われる
お引渡し式のときは、いつもこれまでの歩みを振り返ってご挨拶をさせていただきます。
事前に「あのときはこうだったな」「この話をしよう」と色々とスピーチを考えるのですが、いざ話し始めると、用意していたことの半分も話せなくなります。。。言葉で伝えるのは、いつでも難しいものだと実感します。。
式の最後には、お施主様からも一言お言葉をいただきます。
色々な壁を乗り越えて、無事にこの日を迎えられたお施主様からの「ありがとうございました」という言葉を聞くと、それまで張りつめていた緊張の糸が切れて「ふぁ~」と安堵の想いが溢れます。本当によかったと、私自身が救われる瞬間です。
家族の時間を味わう舞台として
私が家作りに携わる本当の目的は、家を建てることそのものではありません。
完成したその家で、ご家族がこれから先、何十年という長い時間を一緒に過ごしていくこと。そして、日々の何気ない一瞬一瞬を、しっかりと愛おしく味わってもらうことです。私たちがつくる家は、そのための大きな舞台やきっかけに過ぎないと考えています。
今回も、家という素晴らしい箱をお渡しすることができました。これからは、お引渡しを終えたオーナー様たちが、日々の暮らしをもっと豊かに味わえるような仕組みや活動を、会社としても作っていきたいと考えています。
オーナー様ご家族が、あの家でたくさんの幸せな思い出を重ねていってくれることを、心から願っています。