暮らしのノート 心地好い住まいのヒントを綴ります
会社の思いは建築中の現場に宿る 山田 貴次

「工事中の現場を見せていただけますか?」
そう聞かれたとき、少し困る会社と、
「ぜひ見てください」と、うれしく思える会社があります。
私たちは、いつでも後者でありたいと思っています。
家づくりの品質は、完成した家だけでは分かりません。
壁が仕上がれば、
断熱材の入れ方や、防水シート、構造金物など、
家の安心や心地好さを支える大切な部分は見えなくなります。
だから光と風では、完成した住まいだけでなく、
家をつくっている途中の「現場」も大切にしています。
工具が決められた場所に戻っている。
資材が整理され、安全に歩ける通路がある。
一日の終わりに、きちんと掃除がされている。
どれも地道なことですが、整理された現場では、
職人さんが余計なことに気を取られず、
目の前の仕事に集中できます。
私たちは、現場をきれいに保つことも、
家づくりの品質の一つだと考えています。
ただ、「一人ひとりが気をつける」だけでは、なかなか続きません。
そこで、現場をきれいに保つためのルールをつくり、
担当者や確認のタイミングを決めて
全社員や職人さんとも協力して取組んでいます。
さらに全国の同じ思いを持った仲間達と
「きれいプロジェクト」という中で、お互いの現場をチェック。
自分たちで「できています」と言うのではなく、
外から見てもらい、気づいたことを改善していく。
その積み重ねが、良い現場をつくり、
好い家づくりにつながっていくと思っています。
完成写真やパンフレットは、きれいに整えることができます。
でも、工事中の現場には、
その会社が普段どのように家づくりと向き合っているのかが、
自然と表れます。
材料を大切に扱っているか。
職人さんが気持ちよく働けているか。
見えなくなる部分にも、誠実に向き合っているか。
現場は、その会社の素顔です。
これから家づくりを考える方には、
どの会社を選ぶにしても、
ぜひ一度、工事中の現場を見ていただきたいと思っています。
完成見学会だけでなく、家ができていく途中の現場へ。
光と風の現場も、いつでもご覧いただけます。
私たちがどのような場所で、どのような想いで家をつくっているのか。
ぜひ、実際の現場で感じていただけたらうれしいです。