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植杉 学

東京から山梨へ移住して15年。私が手放したものと、手に入れた贅沢。

こんにちは、植杉 学です。

 

2011年、私は住み慣れた東京(地元は練馬)を離れて、山梨へと移住しました。
光と風設計社の設計士として、二人の娘を育てる親として、
この地で過ごした時間は、まもなく15年になろうとしています。

 

移住を決めたあの頃、私は少し「不安」を感じていました。

 

少し歩けばコンビニがあり、常に新しい情報が溢れる東京。
そこから離れることで、時代のスピードから取り残されてしまうのではないか。
「何でもある」という便利さに、どこか依存していたのかもしれません。

 

山梨に来て、私はそれらを手放しました。

代わりに手に入れたのは、以前の私には想像もできなかった贅沢です。

 

昼間、家の周りがあまりにも静かで、鳥のさえずりに気づくこと。
時刻表に縛られた満員電車から解放されて、心穏やかに出勤すること。

 

冬、庭に積もった雪で滑り台を作って、娘たちがキャッキャと声を上げて滑り降りる。
夏、庭にテーブルを広げて、外の匂いや風を感じながら家族で夕飯を囲む。

 

そんな、昔の私なら想像もできなかった「何気ない一瞬」を味わう時間が、
今の私にとって、何よりの幸せになりました。

 

この土地の豊かさを肌で知ったからこそ、譲れないこだわりがあります。
リビングと庭のつながり、そして家族が安心して寛げるプライバシーの確保。

 

便利さを少し手放した先には、家族と優しく向き合える本当の居場所がある。

 

そう、実感しています。

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