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家づくり豆知識

1階で使用しているルンバは2階でも使用可能?詳しく解説します!

近年、時間を効率的に使うための時短家電が注目を浴びていますが、当初から注目が高かったのがお掃除ロボットのルンバです。取り入れているご家庭や、今後導入しようか検討中のご家庭も多いのではないでしょうか。今回は、ルンバが1階と2階の両方で使用することができるのか、解説いたします。

 

△こちらは「大堀の家」(画像クリックで施工実例になります。)

 

 

□通常のルンバは掃除できるのは1部屋のみ?

家具を避けながら留守中に掃除をしてくれるルンバは、時短家具の先駆けとして現れました。掃除機をかける際にはコンセントに差してケーブルを伸ばす動作が部屋ごとに必要なため、腰への負担がかかりますが、充電式で自動で動いてくれるルンバならその心配もありません。リビングなど広い部屋で使用されているイメージがありますが、何部屋でも使用できるものなのでしょうか。

 

実は、ルンバは基本的に使用できる場所が一部屋のみとなっています。これは、ルンバに搭載されているシステム(iAdapt)の構造上、一部屋しか使えないナビゲーションシステムが搭載されているからです。このナビゲーションシステムは、同じ場所を様々な角度から掃除することで部屋全体のホコリやゴミを吸い取るシステムです。ルンバ自体が部屋全体の広さや間取りを把握していないため、複雑な間取りや複数の部屋の対応には向いていません。

 

部屋が繋がっている場合には掃除を行なうこともあるかと思いますが、定位置に必ずしも戻ってくるとは限らず、そのまま充電がなくなってしまうこともあるため、この場合にも注意が必要です。

 

□ルンバお掃除の事例を解説

 

構造上、ベーシックなルンバの場合は1部屋でしか使用することができませんが、実際に使用してみるとどうなのか事例をご紹介いたします。今回はいつも1階で使用しているルンバを、2階に運んで使用できるのか試した事例をご紹介します。

まず、ルンバを運んでみるとわかるのですが、意外と重量感があります。3キロ以上ありますので女性でも持てる重さではありますが、毎日運ぶのは億劫になる重さかもしれません。

 

2階に運んでスイッチを押すと、通常通り動き始めます。様子見をすると問題なく動いているようなので1階に戻って過ごしましたが、しばらくすると、連携しているスマホにエラーメッセージが届きました。

 

今回使用する中で届いたエラーメッセージは2件です。

1つ目は、ルンバがベッド下で引っかかってしまい動けなくなってしまったエラーです。ルンバの機種によって高さが異なりますが、ローベッドを使用していたためにその下が通れずエラーになってしまったようです。ベッドや高さがあるものを新しく購入する際には、ルンバの高さに引っかからないか確認した方が良いかと思います。

 

2つ目は、障害物を吸い込んでしまったためにルンバが止まってしまったエラーです。

子どもが遊んだおもちゃや、コンセントなど、2階部分は普段ルンバを使用していないからこそ、物が下に落ちていたり、置いたままになっていたりすることがあります。ルンバは障害物を避けることができますが、小さなおもちゃや紙くずなどは避けられない場合がありますので注意が必要です。

 

また、1階で使用していたルンバをそのまま2階に持ち込んだ場合、満充電でないために途中で止まってしまう恐れがあります。掃除が終わったと思い確認したら、途中で電池切れしていたとなると、がっかりした気持ちになってしまうので、充電されていることが確認できてから掃除を開始するようにしましょう。

 

階段から落ちてしまうのではないか、とひそかに心配の方もいらっしゃると思いますが、段差センサーが付いているため階段から落ちることはありませんでした。

実際に1階から2階にルンバを移動させて使用した例をご紹介しましたが、移動させる負担や充電の問題などを考えると、生活スタイルによっては1階用と2階用で2台用意した方がスムーズなご家庭もありそうです。

 

□複数の部屋を掃除できるルンバの特徴

 

試してみると通常使用している部屋と異なる場合でも使用できましたが、システム上でも問題なく複数の部屋を掃除できるルンバはあるのでしょうか。

 

現在複数の部屋で使用できるルンバは、『iAdapt 2.0ビジュアルローカリゼーション』または『Imprint スマートマッピング』搭載の機種のみです。複数の部屋を問題なく掃除できるロボットを選ぶ際には選択肢が限られますが、いずれも高性能かつ高価格となっています。

 

例えば、2020年に発売されたルンバ『s9+モデル』では、自動でゴミ捨てができるという特徴があります。また、間取りが記憶されると高機能な上に、これまでと比べて吸引力が40倍になり、独自のD型形状・パワーブーストと圧倒的な清掃能力を備えています。

金額が高額のため、まずはレンタルで試してみて生活スタイルと合うようなら購入するのも良いでしょう。

 

□まとめ

 

今回は、お掃除ロボット・ルンバについてご紹介いたしました。生活スタイルが多様化している昨今では使用している方も増えており、身近で使用している方から使用感を聞いている方も多いかと思います。合わせて、新生活や引っ越しを機会に購入を検討されている方も多いかと思いますので、是非参考にしてみてください。

 

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