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家づくり豆知識

注文住宅に太陽光発電を設置するメリットとデメリットを紹介します!

山梨県で注文住宅をお考え中の皆さん、太陽光発電についてご存知ですか。
脱炭素社会に移行しておく中で、自宅での太陽光発電をご検討中の方もいらっしゃいますよね。
設置する際には、しっかりとメリットとデメリットを把握しておいてください。
今回は注文住宅に設置する太陽光発電について解説します。

 

 

□太陽光発電システムの仕組みについて

 

まずは自宅で使用する太陽光発電システムの仕組みを解説します。

 

「住宅での太陽光発電」と聞いて真っ先に思いつくのが、屋根の上に設置された太陽光発電パネルかと思います。
最近では街中で目にする機会も増えてきましたよね。
このパネルは「太陽電池モジュール」と呼ばれるもので、腕時計や電卓などの電子機器に使われる場合もあります。
このパネルに太陽光があたることで、発電を行えます。

 

しかし、発電した電気は直電流と呼ばれるものなので、そのままの状態では家庭で使用できません。
それではどのようにして、この直電流は使用可能なものに変えられるのでしょうか。
まず発電された電気は、接続箱を通してパワーコンディショナーに送られて、交流電力に変換されます。

 

このプロセスを経てようやく、家庭内の電化製品等で使用できる電源としての利用が可能になります。

このようなプロセスが存在するため、太陽光発電の工事を行う場合はパネルの設置だけではなく、上記でご紹介した装置の設置も必須となります。
さらに、分電盤や電力量計といった装置も必要になり、これらの装置を全てまとめたものが「太陽光発電システム」という名称で呼ばれています。
太陽光発電システムを導入する際には、パネルのみではなくこれらの装置の設置も必要だということを覚えておきましょう。

 

必要な工事が、予想していたよりも複雑だと感じる方もいらっしゃると思います。
導入を検討される際に、しっかりと確認してください。

□住宅用太陽光発電のメリットについて

 

続いては、住宅用太陽光発電のメリットをご紹介します。

 

1つ目は、電気代を節約できることです。
当然ですが、太陽光発電を導入すれば自宅で発電を行えるので、電力会社から購入する電気の量が減少します。
場合によっては、使用するよりも多くの電力を発電できる場合もあります。
そういった際には、余剰分の電気を販売できるので、家計の助けになりますね。近年でも電気代は年々高騰傾向にあります。買電費用に対する将来的なリスクヘッジにもなります。

 

2つ目は、限られたスペースにも設置が可能であることです。
太陽光発電と聞くと広い面積の屋根や敷地が必要なイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には限られた狭いスペースにも設置可能です。
よって屋根が小さな場合でも、パネルを設置して自家発電を行えます。
小型の住宅にお住まいの皆さんも、導入を検討できるのは嬉しいですよね。

 

3つ目は、災害時や停電時にも電気の使用が可能であることです。
日本は災害大国で、常に台風や地震といった自然災害のリスクと直面しています。
こうした大災害が起きて、停電を経験されたことがある方もいらっしゃるかと思います。

 

しかし、自宅で発電が可能であれば、太陽が出ている昼間は電気を使用できます。
さらに、蓄電池に電気を貯められれば、夜間も電気の使用が可能です。
防災面からも、住宅用太陽光発電システムの導入を検討される方もいらっしゃいます。
万が一の事態に備えておくのは大事ですよね。

 

4つ目は、太陽光発電システムを自宅に導入する際に補助金を受けられる可能性があることです。
国からの直接的な補助金制度は既に終了してしまいましたが、一部の地方自治体の中には補助金制度があるところも存在します。
設置の工事を行う際には一定の予算が必要になるので、補助金を受け取ることでその負担を軽くできるのは嬉しいですよね。
導入を検討される際は、ぜひお住まいの地方自治体から補助金を受け取れるかどうかをご確認ください。

□住宅用太陽光発電のデメリットについて

 

上記でご紹介したように住宅用太陽光発電には様々なメリットが存在しますが、一方でデメリットも存在します。
導入を検討する際の判断材料として重要になる、デメリットについて解説します。

 

1つ目のデメリットは、日射量によって発電量が上下することです。
上記でご紹介したように、太陽光発電システムでは太陽光パネルに太陽光があたることで発電が行われます。
そのため、曇りや雨、雪などで太陽光がパネルにあたらないときの発電量は0となります。

 

また太陽光が弱いとその分、発電量も少なくなってしまいます。
よって、曇りや雨が多い時期は、あまり多くの発電量を期待できません。
さらに家の前にマンションなどの建造物が建築されて日陰になってしまうと、晴れている時でも以前と同じだけの発電量を確保できなくなってしまいます。
このようなリスクも存在することを理解しておいてください。

 

2つ目のデメリットは、太陽光発電システムの一部である電気機器は、一定期間経つごとに交換する必要があることです。
太陽光発電のメリットの1つとしてよく挙げられるのがメンテナンスの楽さです。
しかし、パネルは寿命がある程度長くても、その周辺機器の寿命は長くありません。
定期的にこれらを入れ替えるには、それなりの費用が発生することもご理解ください。
導入時にこれらの交換費などのメンテナンス費用も見込んで収支シミュレーションをされることをおすすめいたします。

□まとめ

 

今回は、住宅用太陽光発電システムについて解説しました。
ご紹介したメリットとデメリットをよくご理解いただいたうえで、ぜひ導入を検討してみましょう。
この他にも住宅に関するご質問等ございましたら、お気軽に当社までご連絡ください。

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