メーターモジュールのメリットデメリットは?尺モジュールとの違いもご紹介!
皆さん、メーターモジュールと尺モジュールという言葉を聞いたことはありますか。
普段の生活ではあまり耳なじみのない言葉なので、詳しくはご存じない方が多いと思います。
そこで今回は、メーターモジュールと尺モジュールのメリットとデメリット、そして両者の違いについてご紹介します。
参考になれば幸いです。
△こちらは「空間が繋ぐ拘りの家」(画像クリックで施工実例になります。)
□メーターモジュールと尺モジュールの違いとは?
メーターモジュールとは、一辺が1メートルの正方形を一間(いっけん)として数える寸法で、単位はメートルです。
一方で、メーターモジュールは尺貫法の3尺を基礎にしています。
よってメートルに直すと、一辺が910ミリメートルの正方形を一間として数えることになります。
この両者の違いを木造住宅に当てはめて考えてみましょう。
メーターモジュールで考えた場合、柱と柱の間隔は1メートルです。
壁の厚さがあるので、実際人が通れる幅は87センチメートルとなります。
一方で、尺モジュールの場合は柱と柱の間隔が91センチメートル、壁の厚さを差し引くと人の通れる幅は78センチメートルとなります。
つまり、メーターモジュールと尺モジュールのどちらで寸法を考えるかによって、家全体の広さが変わるということです。
メーターモジュールを採用して家を建てる場合は、尺モジュールよりも20パーセント程大きくなります。
メーターモジュールは尺モジュールと比べてまだ日が浅い寸法なので、日本ではまだ広く普及していません。
古くから親しまれてきた尺モジュールよりも、採用している工務店やハウスメーカーが少ないのがメーターモジュールです。
□メーターモジュールのメリットとデメリットをご紹介します!
上記でも申し上げた通り、メーターモジュールは空間を広くとれるのがメリットです。
通路幅が広くなるので、広々とした空間を作りたい方や、車いすの方がいらっしゃるご家庭などにおすすめです。
車いすで廊下を渡ろうとすると、直進時は78センチメートル、曲がる時は85センチメートルから90センチメートルは必要とされています。
上記でお伝えした、「実際人が通れる幅」と照らし合わせると、尺モジュールでは狭くなってしまうことがわかりますね。
また、介助の方が寄り添って廊下を渡る時や、手すり付きの廊下を車いすで渡る時もありますよね。
その状況を想定すると、メーターモジュールでゆとりある空間にした方が良いことがわかります。
□尺モジュールのメリットとデメリットをご紹介します!
尺モジュールのメリットは、メーターモジュールではデメリットとなった、建築資材のラインナップが多いことです。
建築資材のラインナップが多いことは、住宅本体だけでなく、家具、インテリア雑貨などにも反映されます。
一方でデメリットとしては、階段、通路幅がとりにくくなることが挙げられます。
階段、通路幅のみメーターモジュールで寸法をとることもできる場合がありますが、耐震性を損なう場合はできません。モジュールずれでコストUPになります。
耐震性を保つためには、柱の位置を好きなようには動かせないからです。
収納に関しても、尺モジュールは間取り全体が小さくなるので、収納が小さくなるのは、や無負えません。
ゆったりとした空間で過ごしたい方には、やはりメーターモジュールがおすすめです。
□まとめ
以上、メーターモジュールと尺モジュールそれぞれのもつメリットとデメリット、そして違いについてご紹介しました。
当社は、数値に基づいて実現する快適な暮らしと共に心地よさを大切にし、豊かな暮らしを楽しんでもらいたいと考えております。
山梨でマイホームをご検討の方は、お気軽にご相談ください。