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家づくり豆知識

賃貸と持ち家はどっちがいい?比較して解説します!

賃貸と持ち家で悩まれる方は多いですが、それぞれどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。今回は賃貸と持ち家についてご紹介します。自分たち家族の場合どちらがマッチするのか、判断基準のひとつになれば幸いです。

 

△こちらは「モノトーンでナチュラルなコンテンポラリーデザインの家」(画像クリックで施工実例になります。)

 

 

□賃貸と持ち家のメリットとデメリット

 

*持ち家のメリット

持ち家は、賃貸と比べて内装や設備などのグレードが高い傾向にあります。内装や設備を複数の選択肢から自由に選べることもあります。また、賃貸とは違って間取りの変更が好きなようにできるため、家族の暮らしにあった間取りで生活できます。加えて、住宅ローンの返済が終われば家が自分の資産になるので、老後の住居費の負担がなくなる上、お子さまに家を資産として残せるのも持ち家の特徴です。

 

*持ち家のデメリット

持ち家を所有してしまうと、そこから他の地域に引っ越しできなくなります。例えば、転勤や転職で夫が他の県で働くことになると、せっかくの新居にもかかわらず単身赴任をせざるを得なくなります。もし夫の転勤と同時に家族も引っ越しすると、入居から10年または13年間受けられるローン控除が、受けられなくなります。他にも、家は数年に一度はメンテナンスが必要になりますが、戸建てであればその修繕費は自分たちが全額負担しなければなりません。持ち家には固定資産税・都市計画税がかかり、マンションの場合はさらに修繕積立金が必要です。

 

*賃貸のメリット

賃貸なら、好きなときに好きな場所に自由に引っ越しができます。また、設備の修理費用なども基本的には負担する必要がありません。また、家族の状況や収入に合わせて、柔軟に入居先を変えることができます。

 

*賃貸のデメリット

賃貸は、いくら家賃を払っても自分の資産になりません。そのため、定年退職後の収入が少なくなってからも、ずっと家賃を払い続けなければなりません。また、間取り・内装・設備を勝手に変えられず、100パーセント満足のいく物件に出会うのは難しいです。壁に穴をあけられない、DIYができない、ペットが飼えない、大きな音を出せないなど、賃貸ならではの制約も多くなります。

 

□賃貸と持ち家の生涯コスト

 

具体的な金額を用いてシミュレーションすることで、よりどちらが自分に向いているのかイメージが湧きやすくなると思います。今回は、30歳夫婦で世帯年収800万円を例にシミュレーションを見ていきます。30歳の時点で0歳のお子さまが1人いて、その後もお子さまは1人であるご家庭を想定します。

 

*賃貸の場合

賃貸に住み続ける場合、毎月の家賃と入居時の初期費用、更新料がかかります。お子さまが学校にあがるまでは2LDK、お子さまが小学生になるタイミングで3LDKに引っ越したとしましょう。

 

・2LDKの家賃:10万円

・3LDKの家賃:15万円

・初期費用:家賃4ヶ月分

・更新費用:家賃1ヶ月分/2年

 

上記のように仮に設定すると、夫婦が65歳になるまでには、

 

2LDK:10万円×6年+初期費用+更新費用=780万円

3LDK:15万円×29年+初期費用+更新費用=5,490円

合計:6,270円

 

がコストとなります。

 

*持ち家の場合

持ち家に住む場合、毎月の住宅ローン返済額、入居時の諸費用、固定資産税や修繕費がかかります。30歳で金利1.5パーセントの35年ローンを組んだと想定して見ていきます。

 

・住宅費用:5,000万円

・諸費用:250万円

・自己資金:1,000万円

・税金:12万円/年

・修繕費:100万円/10年

・住宅ローン控除:-(残高×1%×10年)円

・すまい給付金:-10万円

 

上記のように仮に設定すると、夫婦が65歳になるまでには、

 

(毎月の返済額×12×35年)+(100×3回)+(12×35年)-410万円-10万円=5,500円

 

がコストとなります。

 

このように、30歳から65歳までの30年間だけで見ても、持ち家の方が低コストになる可能性があります。もちろん立地や広さ、住宅ローンの金利などによっても大きく変わってきますので一概には言えません。しかし、65歳以降には持ち家であればさらに月々のローン返済額がなくなるため、金銭的な負担は少なくなる傾向にあると言えるでしょう。

 

□賃貸が向いている人、持ち家が向いている人

 

自由なライフスタイルを満喫したい人には、賃貸が向いています。賃貸ならいつでも自由に引っ越しできるので、「駅の近くに住みたい」「郊外に住みたい」「海が見える場所に住みたい」など、自由に選ぶことができるからです。

 

一方で持ち家が向いている人は、ライフスタイルが決まっていて、安定した収入がある人です。すでに結婚している人、お子さまがいらっしゃる人、転勤の可能性が少ない人などに向いています。

 

□まとめ

 

家には賃貸と持ち家があり、それぞれメリットとデメリットがあります。ライフスタイルや好みによって、どちらが向いているかは変わります。もし戸建ての持ち家を検討される場合は、お気軽に当社までご相談ください。

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